Detail Information

展覧会
04/02/2020(Thu)
- 05/23/2020(Sat)
“江川式”擬洋風建築−江川三郎八がつくった岡山・福島の風景− 【中止】
関東 LIXILギャラリー
open 10:00 end 18:00

元堂宮大工の建築技師・江川三郎八が、明治から昭和にかけ福島と岡山で手がけた擬洋風建築の数々。公共から商業建築まで幅広く、両県に西洋の風をもたらしました。意匠やプロポーションに共通性が見られる江川の建築は「江川式」とも呼ばれます。本展は、神社を含む現存の9作品を中心とした?江川式?擬洋風建築を、撮り下ろし写真や古写真、また模型他実資料など約80点で紹介し、知る人ぞ知る江川式建築の存在に迫ります。
江川三郎八(1860-1939)は、故郷の福島と赴任先の岡山で県の建築技師として、学校、警察署、銀行などの擬洋風建築を主に、多くの建築設計に携わります。岡山では「江川式建築」と呼ばれ、同県の建築デザインを特徴付けるまでになりました。その真骨頂は福島で出会った洋式の橋梁構造(トラス)を取り入れた独自の「江川式小屋組」です。「遷喬(せんきょう)尋常小学校本館」(旧称、1907、岡山、国指定重要文化財)の講堂が好例で圧巻の大空間を創造しました。これを筆頭に、いくつか共通する江川好みの豊かな意匠、また日本建築の寸法体系など元堂宮大工ならではの癖もまた江川式建築に独特のリズムと印象を与え愛着が湧きます。江川式建築は、自伝『生ひ立ち之記』の存在とともに、長らく在野で熱心な探索・研究がなされる中、学術的に注目されたのが2004年の「旧吹屋小学校校舎」(1909、岡山、県指定、修理工事中)の調査です。その際、県内でいくつもの江川式建築が調査の対象となりました。2013年には同県で江川三郎八研究会が有志メンバーで結束され、彼らの研究と普及活動により岡山ではさらにその存在と価値が知られるようになります。福島でも現存する該当建物は少ないものの、県下での調査活動が始動しています。本展では、?江川式?が特に色濃く出る時代の建築のうち、岡山から8作品、また福島からはその源流とも考えられる1作品の計9作品を撮り下し写真と解説で紹介します。その他関連の模型4点等実資料や、かつてあった作品も豊富な古写真でご案内します。幸いにも現存作品が多い江川式建築です。同展を機に江川式建築に触れていただき、当時の風景を思い浮かべながら、その魅力をご堪能ください。

中止

新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、会期を変更いたします。
東京会場 3月16日(月)から開催予定です。
なお状況によりましては今後変更になる場合もございますので、あらかじめご了承ください。最新情報は当ホームページにてご確認ください。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためLIXILギャラリー(東京、大阪)、LIXIL:GINZA(東京)は下記の期間、臨時休館を延長することと致しました。
お客さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
臨時休館期間:2020年3月3日(火)〜4月1日(水)
※4月2日(木)以降につきましては、状況によりさらに休館期間を延長する場合がございます。
あらかじめご了承ください。今後の情報は当ホームページにてお知らせいたします。

LIXILギャラリーでは臨時休館期間を延長します。開館の時期は「従業員、お客さまの安全が十分に確保できる状況が確認できたとき」とし、当面は状況をみながら検討をして参ります。
臨時休館期間:2020年3月3日(火)から当面の間

新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月3日より臨時休館としておりましたが、この度の緊急事態宣言延長に伴い、本展覧会を中止とさせていただきました。

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  • add: 2020-03-03
  • mod: 2020-05-23

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