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映画
10/20/2019(Sun)
前衛と闘争──関学映研特集上映 JISYU〈自主映画アーカイブ上映〉 vol.9(神戸発掘映画祭2019)
近畿 神戸映画資料館

Aプログラム(上映95分)
『白と黒』(1959年/28分/16mm)
『Δdelta(デルタ)』(1960年/27分/16mm)
『壁の中』(1966年/40分/16mm)
Aプロでは前衛的作品を数多く発表した時代の関学映研を回顧する。一人称主観映画という方法で、雪山で転落した青年の内省を描いた『白と黒』。高名な競馬評論家、SF作家になる山野浩一が監督し、第6回全日本学生映画祭に日大映研の『椀』や京大映画部の『む』とともに出品され、佐藤重臣から高い評価を得た『Δdelta(デルタ)』。また密室で人類の幸福を願い研究を進める科学者たちを描いた『壁の中』のスタッフには、のちに日活ロマンポルノなどで活躍する黒沢直輔、斉藤信幸らが名を連ねている。
Bプログラム(上映52分+トーク)
『青の森 関学闘争の記録』(1968-69年/33分/デジタル上映)
『PALENOMA』(1970年/8分/16mm)
『闘争=映画は決意の物化である』(製作年不明/11分/16mm)
Bプロでは1968年以降の「政治の季節」の映画を振り返る。「近畿自主上映組織の会」が各大学に「反戦ベタ撮り映画」の撮影を呼びかけたことから、関学闘争の模様を記録することになった『青の森』は、その後映研に入部した者に必ず観せられたという。また、仮面を活用して匿名の存在と個のアイデンティティについて問いかける『PALENOMA』、そして、著名なある闘争映画とフィルムを繋げて上映されたらしい『闘争=映画は決意の物化である』を上映し、両作にかかわった池田俊己氏から当時の映研の活動について伺う。
上映後トーク
ゲスト:池田俊己(映像グループ翔の会/元関学映研)、ほか
聞き手:富岡邦彦(CO2運営事務局長/プラネット+1代表/元関学映研)、田中晋平

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  1. 希望的観測。 (ID: chubb3)

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