大正時代の相撲界に栃木山という名横綱がいました。
栃木山守也は現栃木市藤岡町赤麻出身で、大正4(1915)年の入幕から大正14年(1925)年の引退までに9場所優勝し、引退後に名門春日野部屋を起こしました。土俵の上では鬼気迫る取り組みを見せる一方、土俵を降りるとその人柄は温厚であまり多くを語るひとではなかったようです。
平成30年は栃木山が横綱に昇進して100年目にあたります。この節目の年に、栃木山が使用した豪華な化粧まわしなど力士時代の資料を中心に展覧し彼の生涯を辿ります。残されている写真からは、本市出身の洋画家清水登之とフランスで交流していたこともわかりました。
栃木山守也とはどのようなひとだったのか。栃木山ものがたりの世界をご堪能ください。
※ギャラリートーク
日時=8月25日(土)、9月23日(日・祝) 各日 午後2時〜(40分程度)
観覧券をお求めのうえ、美術館受付にお集まりください。