前期:11月3日(金・祝)〜19日(日)
後期:11月21日(火)〜12月10日(日)
明末清初の中国には、呉派を発展させた正統派の画家が活躍する一方、典雅な山水表現に背を向けた異端の画家たちが現れます。 呉彬はじめ徐渭や石濤、八大山人から清初の寿平など、これらの画家は個性的で、人目を驚かす奇想的ともいえる造形を生みだしました。彼らは、中国絵画史の中では長く等閑視されてきましたが、近年その造形的魅力が広く認識されはじめています。
本展は、泉屋博古館のコレクションを軸として、他所蔵の名品優品を加え、「典雅と奇想」という切り口で明末清初の中国絵画を見直し、歴史の変動期に生きた画人たちを紹介するものです。