【閉館日】
日曜日、祝日、創立記念日、臨時休館日
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私たちヒトを含む背骨を持つ動物を、脊椎動物と呼びます。脊椎動物は、体の内側に自身の体を支えるための骨格を持っています。多くの場合この骨格は、じん帯や軟骨、そして石灰化した硬い組織で構成されています。この硬い組織は、骨細胞と、その周りを埋めるリン酸カルシウムとコラーゲンを主な成分としています。これが「骨」です。骨は、体を支える骨格を作る重要な役割を担っています。さらに骨は、生命の維持に必要なミネラルであるカルシウムを蓄える役割を持っています。様々な形で脊椎動物を支えています。また骨は、人類の文化の形成にも密接に関わっており、様々な形で私たちの生活にも影響を与えています。このように、骨は私たちと切っても切り離せない関係であり、骨について研究することは私たち自身を深く知る事に繋がります。
帝京大学には、「骨」をキーワードに活動している様々な分野の専門家が在籍し、研究を行うとともに、その成果を活かした様々な活動を行っています。本展覧会は、それらの成果を紹介するとともに、骨の起源から進化の歴史をたどる事の出来る古生物の化石や、現生の動物の骨の標本を通じて骨の不思議に迫ります。