Part 1「外国奉行―幕末の外務省」:9月21日(土)〜10月20日(日)
Part 2「神奈川奉行―開港都市を治める」:10月26日(土)〜11月24日(日)
*Part1・2では展示資料全点が入れ替えとなります。
*10月22日(火)〜25日(金)は展示替えのため特別展はご覧いただけません。
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令和6年(2024)は、安政元年(1854)に横浜で日米和親条約がむすばれてから170周年にあたります。この条約の締結によって、日本は欧米諸国と恒常的に外交をおこなう必要に迫られ、幕府は安政5年(1858)外国奉行(外国方)を創設します。一方、開港された横浜には神奈川奉行が置かれることになりました。
外国奉行と神奈川奉行の研究・展示は、これまでほとんどおこなわれてきませんでした。外国方(外国奉行)は外務省の前身にあたる組織で、幕末の厳しい国際環境のなか、幕府外交のかじ取りを担います。一方、神奈川奉行(所)は神奈川県(庁)の前身機関で、開港場周辺の行政をおこないつつ、居留地で外国人との折衝も担当したのです。このふたつの組織の検討は、近代の日本外交のルーツを考えるうえでひじょうに重要です。
今回の展覧会では初公開となる歴史資料も展示しつつ、ふたつの組織に関係した幕末の「外交官」たちの姿や開港都市横浜の様相を紹介します。