地球上にはたくさんの色があります。
今回の主役は「赤色」。みなさんは「赤色」にどのようなイメージを持っていますか? 「情熱」、「恋愛」、「女性」、「危険」、「怒り」・・・ポジティブなイメージからネガティブなイメージまで、あげたらキリがありません。赤色は古くから血や太陽を象徴する色として、人間の生命に関わる色として、あるいは「魔」を追い払う呪術的な色として、深く人々の生活の中に浸透してきました。色へのイメージは人それぞれであり、国や文化によっても大きく異なります。ですが、いまも昔も、人々にとって赤色が大切な色であることには違いありません。
本企画展では、名古屋市内出土の弥生土器、パプアニューギニアの精霊像、タイの民族衣装の中から赤色を基調とした資料を展示します。それぞれの「赤」にどのような思いが込められているのか、ぜひ考えてみてください。