夜の菫舎におきまして、菫夜講（すみれやこう）と称した夜間講義を開催致します。
県内外より毎回講師をお迎えし、講話や交流を通じた学びの場、それも全方位へ開いた場所にしたいと思っています。
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菫夜講
２０１９年９月６日（金）
開場）１９：００　開演）１９：３０
＜講話＞
◎岸野雄一（きしの ゆういち）
1963年、東京都生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科、美学校等で教鞭をとる。「ヒゲの未亡人」「ワッツタワーズ」などの音楽ユニットをはじめとした多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト（勉強家）を名乗る。地下鉄駅構内、空港、銭湯やコンビニ、盆踊り会場でDJイベントを行うなど常に革新的な場を創出している。2015年、『正しい数の数え方』で第19回文化庁メディア芸術際エンターテインメント部門の大賞を受賞。2017年、さっぽろ雪まつり×札幌国際芸術祭2017「トット商店街」に芸術監督として参加。
DJ活動でアジア諸国やヨーロッパを回っていると、たびたび道に迷って困ることがある。そんな時は、私が困っている様子を見て、声をかけてくれる人たちがいる。こちらはただスマホを見て行き先を確認していただけなのに、それだけで何人もの人たちが「困ってる？」と声をかけてくる。また階段の前で立ち往生をしているベビーカーなどがあると、すぐにワラワラと人が集まってきて、ベビーカーを運んでくれる。飛行機の上部の荷物入れも、お年寄りの荷物は若者が降ろしてくれる。帰国便で自分の荷物しか降ろさない状況を見るたびに、ああこれから日本に帰るのだなあ、という思いにかられる。いつぞやか、駅のホームで人が倒れているのを、声を掛けずにまたいで歩き去った人がいるのを見て、マズい！このままでは日本は滅びる！と、とても不安な気持ちになった。自分に置き換えて考えてみてほしい。もしも自分が駅で倒れたら、助けてくれる人がいないのだ。どうすればこのような状況を打破できるのだろうか？これは結局、心の問題であろうと思う。多くの人は、知り合いではない人たちとやりとりをすることに、慣れていないのではないか、と思う。なので、知り合いではない人たちと話しあって、問題解決をするような機会を無理やり創出していけば良いのだ。先日、菫舎を訪れた時に、これは良い環境だと思った。知らない者同士が交流する場として機能している。９月のトークではそんな話をします。
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＜音楽＞
◎SCREAMING CAR SHOW
2018年よりライブ活動を開始。メンバーはイズミハルナ（Vo.Sampler）、PANICSMILE吉田（Gu.）の二人組。テクノポップ、ヌーヴェルウェーヴ、踊れないEDM。盟友・イフマサカ（建築写真）、WISHKAHたかはしと共に隔月で音響パフォーマンスイベント
「COPY CONT ROLL」を福岡市内各所にて企画開催中。
https://medium.com/wishkah-portal
http://headachesounds.blogspot.com/
▲Twitterアカウント
@Headachesounds
▲YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=yCXIoSqJOL8
初めまして、9/6にSCREAMING CAR SHOWという二人組で出演させていただきます、吉田肇と申します。
1988年頃、福岡の大学の音楽サークルのバンドがライブ活動の始まりです。当時組んでいたのは女性ボーカル、ツインギター、ドラム、ベースの5人組バンドで自分はベースを演奏していました。大変コードの多い、歌謡曲テイストのロックバンドでありました。
そのバンドで頑張ろうと自分は大学3年の夏に退学届けを出して当時福岡市天神のVIVREにあったVIVREホールとローソンのアルバイトの掛け持ちで生活を始めました。ところがその年の暮れにギターの一人と女性ボーカルから実は二人で東芝EMIにデモを送ったらデビューが決まったのでバンドを脱退すると言い渡され、そのバンドは解散しました。退学したのもあり、これが最初の挫折でしょうか。
それから半年くらいして自分がギターとボーカルを担当するバンドPANICSMILEを組んで現在に至ります。
一気に飛ばしますが、1998年に東京に移住して(同時期に友達のバンドNUMBER GIRLや椎名林檎がデビューしてました)ライブハウスや音楽レーベル、事務所などで働きながらライブや作品のリリースを続け14年を過ぎた頃、2013年に福岡に戻ってきました。
そして再び地元福岡ベースでのライブ活動を再開させるべく、4、5年色々な音楽活動を試み、現在、このSCREAMING CAR SHOWでの演奏活動が活発化しております(PANICSMILEも27年目、東京、愛知にメンバーが住んでいますが並行活動中です)。
この二人組バンドはある福岡のバンドが企画した「自分が思うテクノミュージックをやってみる」という趣旨のイベントで初の演奏をした後、そのイベントに出演していた建築写真というバンドと元音楽ライターのたかはし君と意気投合して「COPY CONT ROLL」という隔月イベントを
スタートさせました。
また、たかはし君とは福岡のオルタナティヴ(メジャー契約を目標としないバンド、アーティスト)な音楽情報を発信すべく、WISHKAHというサイトを作りました。
https://medium.com/wishkah-portal
演奏する場所は自分で作る。もちろんライブハウスや他バンドからのお誘いはお受けしますが、その「COPY CONT ROLL」という自主開催のイベントを基地として、隔月でそこに立ち意志や方角の確認をする、と
いったコンセプトでしょうか。誰かに評価されたい、とかではなく。
福岡のライブハウスをはじめ大阪や広島、山口、熊本、今回の長崎など各地に行って演奏しておりますが、その度どうだったか、基地があると何か「軸」みたいなものがあって自己評価軸なんでしょうか、体験とフィードバックの連動がなされている様な気がするのです。
これまで多くのバンドやプロジェクトに参加してきましたが、ことごとく1から、最初から始めないと気が済まないという性分でありまして、ボーカル・サンプラー担当のイズミハルナが20歳くらい歳が離れているのもあり、バンドも企画もまた1からスタートさせるというスリルを再体験しております。結局何事も失敗やリスタートを繰り返して、結果や成果や評価はとりあえず置いといてこれを延々と続ける、という行為が好きなんだろうな、と思っております。自分が25歳だったら多分なんで売れないんだろうか、とかなんで人気出ないんだろうかと悶々としている事でしょう。現在はそこはあんまり興味が無いんです。生きてる実感、というか音楽をやる行為はその事の追求だと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
SCREAMING CAR SHOW吉田肇
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会場：菫舎
長崎市田中町９０７
http://sumiresha.wixsite.com/jokokai
入場無料（定員４０名ほど）
※駐車場は１５台ほど有ります。
現川駅までの送迎も行っております。ご希望の方はお問い合わせください。
お問い合わせ
菫舎
jokokai.zz@gmail.com