フランス文学者であると同時に、翻訳、評論、エッセイ、小説と多彩な執筆活動を展開した澁澤龍彦(1928-1987)。没後30年を迎える本展では、綺想の作家の創作と足跡をあらたな視点から総覧します。
サドをはじめとする異色の文学を出発点とした澁澤は、広大な書物の渉猟から数多くの作品を生みだしました。澁澤独自の文学表現活動を“澁澤スタイル”と位置づけ、代表作『高丘親王航海記』草稿等、原稿や創作メモ類の自筆資料、愛蔵の美術品やオブジェ、和洋の蔵書等から、その背景と博物誌的世界の魅力に迫ります。
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