Closed on Monday,Tuesday
冬季休廊:2015年12月28日(月)−2015年1月5日(火)
----*-
『太陽の鉛筆』
このシリーズは、東松の作品群の中で最も重要なもののひとつと位置づけられています。
東松がカメラを向けたテーマは多岐に渡りますが、生涯を通じてこだわり続けたのが“沖縄”でした。
このシリーズは、1969年に沖縄と出会って以来、彼の地が持つ強靭かつ広大な精神の領域によってアメリカニゼーションを拒み続ける姿に魅せられ、アメリカ占領下から本土復帰に至る沖縄、八重山諸島や宮古島の祭祀や風俗をテーマに、時代に翻弄されながらもたくましく生きる人々の暮らしを精力的に撮影したものです。
その視線は日本という枠を超えて東南アジアへと展開し、環太平洋における島嶼文化の基層を探る写真的実践として高い評価を得ています。